十月大歌舞伎・千穐楽夜の部
歌舞伎座・千穐楽公演の夜の部を拝見しました。
玉三郎さんの八重垣姫を、どうしてももう一度見たくて行って参りました。
あまりの美しさに涙が出そうでした。
浄瑠璃も素晴らしいです。総合芸術・歌舞伎に圧倒された1時間半でした。
「十種香」では、あどけなくて無邪気で愛らしい少女だった八重垣姫が、
「狐火」では、何とかして湖を渡りたいと願う、一途に恋する娘になっています。
兜の霊力の守護に加えて、絵姿の勝頼に恋していた少女が
生身の勝頼に会い、本当に恋い慕う気持ちを知ったことから、
この二場での八重垣姫の違いが生まれるのでしょうね。
少女が恋を知って大人になっていくところは、まるでジュリエットや
「ウェストサイドストーリー」のマリアのようだな、と思いました。
平成18年の巡業公演では、芝のぶさんが「十種香」の濡衣をなさいました。
とてもあでやかで美しい濡衣でした。
昨年放映された、「芸に生きる」のインタビューで、
芝のぶさんは、この時の濡衣役について “ただ座っているだけで
濡衣に見えるように、というのが難しかった” と仰っています。
このお言葉の意味がよく分からなかったのですが、
今回の舞台を見て、いわゆる“並び腰元”のように背景に溶け込むのではなく、
濡衣は、台詞のない場面でも八重垣姫や勝頼と同等の存在感を示せる
存在でなくてはならない、ということなのかな、と思いました。
「英執着獅子」、福助さんが渾身で舞う獅子に、場内は大拍手でした。
長唄の演奏も素晴らしかったです。
花道での獅子と力者の立廻りの場面では、後見の芝のぶさんが
所作台の下手側で見守っていらっしゃいました。
歌舞伎座建替えが発表されてから初めての観劇なので、
中に入っただけで、ちょっと感慨深い思いがありました。
玉三郎さんの八重垣姫を、どうしてももう一度見たくて行って参りました。
あまりの美しさに涙が出そうでした。
浄瑠璃も素晴らしいです。総合芸術・歌舞伎に圧倒された1時間半でした。
「十種香」では、あどけなくて無邪気で愛らしい少女だった八重垣姫が、
「狐火」では、何とかして湖を渡りたいと願う、一途に恋する娘になっています。
兜の霊力の守護に加えて、絵姿の勝頼に恋していた少女が
生身の勝頼に会い、本当に恋い慕う気持ちを知ったことから、
この二場での八重垣姫の違いが生まれるのでしょうね。
少女が恋を知って大人になっていくところは、まるでジュリエットや
「ウェストサイドストーリー」のマリアのようだな、と思いました。
平成18年の巡業公演では、芝のぶさんが「十種香」の濡衣をなさいました。
とてもあでやかで美しい濡衣でした。
昨年放映された、「芸に生きる」のインタビューで、
芝のぶさんは、この時の濡衣役について “ただ座っているだけで
濡衣に見えるように、というのが難しかった” と仰っています。
このお言葉の意味がよく分からなかったのですが、
今回の舞台を見て、いわゆる“並び腰元”のように背景に溶け込むのではなく、
濡衣は、台詞のない場面でも八重垣姫や勝頼と同等の存在感を示せる
存在でなくてはならない、ということなのかな、と思いました。
「英執着獅子」、福助さんが渾身で舞う獅子に、場内は大拍手でした。
長唄の演奏も素晴らしかったです。
花道での獅子と力者の立廻りの場面では、後見の芝のぶさんが
所作台の下手側で見守っていらっしゃいました。
歌舞伎座建替えが発表されてから初めての観劇なので、
中に入っただけで、ちょっと感慨深い思いがありました。
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